臨床検査技師
臨床検査技師は、病院などの医療機関において採血、尿検査や心電図検査、脳波検査、超音波検査などの検査を行う仕事です。
臨床検査技師になるためには、臨床検査技師免許という国家資格の免許が必要です。
臨床検査技師というと先述のとおり医療機関において検査を行う人、と考えられることが多いですが、その他に体外受精に関わる胚培養の業務や、「国境なき医師団」への参加資格として認められているなど、活躍のフィールドは幅広いといえるでしょう。
また、チーム医療の担い手としても重要な役割を持つ仕事でもあります。
臨床検査技師をめざす
臨床検査技師をめざすためには臨床検査技師の専門教育課程がある大学・短大・専門学校に入学し、最低3年間臨床検査技師になるための専門知識を学びます。
臨床検査技師の専門教育課程のある教育機関は50校以上あります。
教育機関に通い臨床検査学の課程を修了すると、臨床検査技師国家試験の受験資格を得られます。
臨床検査技師国家試験に合格すると、晴れて臨床検査技師免許を取得できます。
臨床検査技師になるまでの道のり
臨床検査技師になるには、専門の教育機関(大学:4年課程、専門学校・短大:3年課程)に進学・卒業し、臨床検査技師国家試験に合格して免許を得る必要があります。
合格率は8割を超えているため、学生時にまじめに学習していれば十分合格できる試験となっているといえます。
臨床検査技師免許を取得後は、総合病院や医科大学の付属病院、検査センターなどへ就職することが一般的ですが、医科大の研究室、赤十字センターなどで働く人もいます。
また、病院内でもチーム医療の担い手として、患者への検査結果の説明や糖尿病療養指導、院内感染対策チーム、栄養サポートチームへの参加など、活躍の場は広がりをみせています。
資格概要
資格種類:国家資格
将来性:やや良い
難易度:普通
取得方法:教育機関(大学・専門学校・短大)における専門課程卒業
合格率82.1%(2014年度)